目次
- 1 Lakka設定・使い方など
- 1.1 日本語にしたい
- 1.2 ロムのあるディレクトリに移動したい
- 1.3 BIOSをどうやって入れるのか
- 1.4 使い方がよくわからない
- 1.5 SSHツールの使い方
- 1.6 不要時は SSH SAMBA を無効に
- 1.7 BIOSのファイル名とハッシュ値確認 MD5:32
- 1.8 任意のサウンドデバイスで音を出したい
- 1.9 Coreを差し替えたい
- 1.10 HDMIで音を出したい
- 1.11 PCエンジンのCDロムロムを起動したい
- 1.12 ゲーム中断しLakkaメニューを表示
- 1.13 FDSのB面をセットしたい
- 1.14 Lakkaの設定方法をもっと知りたい
- 1.15 画面が真っ黒でパソコンが立ち上がらなくなった
- 1.16 アップデート機能は使用しない方が良いかも
- 1.17 メニュー画面からカクつく
- 1.18 外部モニタ(VGA)に映す
- 1.19 時刻がおかしい
- 1.20 Wiiとかゲームキューブを動かしたい
Lakka設定・使い方など
Lakkaの設定などです。
このページは↓この『LakkaとWindowsのデュアルブート』の記事の続きです。

上下左右キーやEnterキー、BackSpaceキーを使って設定を行ってください。
日本語にしたい
USER→Language→日本語
ロムのあるディレクトリに移動したい
コンテンツをロード→お気に入り で他のドライブなどに移動できます。
その前に次の設定を行っておくと楽です。
設定→ディレクトリ→ファイルブラウザ→
/Storage→/roms/→任意の場所→
<このフォルダを使用>
BIOSをどうやって入れるのか
『ディレクトリ』→『/storage』→『roms』→任意の場所→《このフォルダを選択》
または、
『ユーザーインターフェース』のメニュー『詳細を表示』した上で、
『保存』→『コンテンツフォルダからシステムファイルを読み込む』とし、
ロムと同じフォルダにBIOSを置く。
または、
『LAKKA_DISK』パーティションの『tmp/system』に置きます。
『tmp/system』へのアクセス方法は、ローカルネットで別の端末でアクセスします。
『Lakkaのサービス』でSSHを有効にし、Wifiなどの設定をし、
スマホなどの端末で『SFTP』などでアクセスできるアプリ(例:CXファイルエクスプローラー)を使い、
そのパソコンのIPアドレスと
ユーザー名『root』
パスワード『root』で入ります。
最初に表示されるディレクトリのひとつ上に行く必要があります。
それを使って『tmp/system』にBIOSを入れるわけです。
ちなみに、
Batoceraの場合
user:root
password:linux
RecalBoxの場合
user:root
password:recalboxroot
BIOS置き場は『ディレクトリ』という項目でも設定できますが、他のドライブを指定することは出来ないようです。
すいません、上記の通りできました。
使い方がよくわからない
この『LAKKA』は『RetroArch』というものを使用しているので、
『RetroArch』の解説サイトを探してみてください。
基本的には
コンテンツ(ROMファイル)指定→コアをロード(機種別)
です。
ROMファイルを圧縮してる人は、
『フォルダでアーカイブを開く』をやると圧縮ファイルと解凍されたファイルができるので、
『コアでアーカイブをロード』のほうが良いかと。
SSHツールの使い方
設定など行うのに『SSH接続』というのを使う場合があります。
『Lakkaのサービス』でSSHを有効にし、Wifiなどの設定をし、
モバイル端末などで『SSH接続』し、コマンドを入力して設定を行います。
Androidのツールでいうと、例えば『Mobile SSH』とか。
使い方は
立ち上げ後、右上メニューから「SSH Setting」を選択
↓
IPアドレスなどを入力
↓
右上メニューから「Connect」で接続
↓
「login as:」と表示されたらユーザー名「root」を入力して『Send』を押す。
「password:」と表示されたらパスワード「root」を入力して『Send』を押す。
↓
コマンド入力
例:接続されてるオーディオデバイス一覧表示
1 |
aplay -L |
例:接続されてるモニタ一覧表示
1 |
for p in /sys/class/drm/*/status; do con=${p%/status}; echo -n "${con#*/card?-}: "; cat $p; done |
コマンド入力ではなくエクスプローラー風ファイラーでSSH接続できるツールは
『CXファイルエクスプローラー』が使いやすいですが、
隠しフォルダにアクセスする必要があるときは
『Ghost Commander』プラス『SFTP plugin』がおすすめです。
不要時は SSH SAMBA を無効に
『Lakkaのサービス』でSSHやSAMBAを有効にした場合、
ローカルネットの人はIPアドレスとユーザー名、パスワードを入力すれば、
接続されているドライブに他の端末からアクセス出来る様になってしまうので、
用が済んだら無効にしておいた方がいいかも。
BIOSのファイル名とハッシュ値確認 MD5:32
使えるBiosファイルはRetroarch、BatoceraやRecalboxで使用されるのと同じだと思います。
ハッシュ値は「HashSum」などで確認できます。
なお、Biosファイルは自分で吸い出すのが原則です。
ネット上に落ちてるBios PackやSetを拾うのは法的にダメです。
任意のサウンドデバイスで音を出したい
まず、確認しやすいように オーディオ→メニュー音→BGM有効 で。
オーディオ→Output→デバイスのところを左右で選択し、再起動します。
ちなみに、
surround21はサブウーファーの2.1サラウンドのことで、
surround51は5.1サラウンド、surround71は7.1サラウンドのことです。
参考:接続されてるオーディオデバイス一覧表示SSHコマンド
1 |
aplay -L |
Coreを差し替えたい
ここに置いてあるようです。
stable:安定版
nightly:開発版
LakkaはLinuxなので、
nightly linux
お使いのPCのCPUを選び、latestってところに最新の開発中コアがあります。
あとはzipファイルを解凍してcoreのあるディレクトリに入れるか、
または、設定を変更してコアのあるディレクトリ指定を変更するとかしてください。
coreを上書きすると不具合あったとき戻せないので、
設定でディレクトリ変更のほうがいいかもしれません。
デフォルトでは『/tmp/cores』これを
設定→ディレクトリ→コア
『/storage』→『roms』→任意の場所→《このフォルダを選択》
HDMIで音を出したい
未確認ですが、


上のhttps://forums.libretro.com/t/lakka-tv-hdmi-audio-fix/13757の内容は大体以下のようなかんじ。
しかし、下のhttps://forums.libretro.com/t/no-sound-cant-find-config-txt/2642によると「config.txt」はraspberry piの場合だけで、PCの場合は「storage/.config/retroarch/retroarch.cfgに配置する必要があります。」だそうなので、そのへん考慮した上で試してみてください。
以下https://forums.libretro.com/t/lakka-tv-hdmi-audio-fix/13757の内容です。
Androidの『Mobile SSH』などコマンドラインを使えるアプリでSSH接続します。
username = root
password = root
プロンプトで次のように入力する。
1 |
systemctl stop retroarch |
(これはRetroarchサービスを停止して、変更できるようにします)
1 |
mount -o remount, rw /flash |
1 |
nano /flash/config.txt |
最後のエントリの後に、エントリのない黒い/空白の画面が表示されます。
次のエントリを入力します。
1 |
audio_device = “hdmi:CARD=HDMI,DEV=2” |
ファイルを保存します。
LAKAプロンプトに戻ります。
次に
1 |
mount -o remount,ro /flash |
(これにより、ファイルが再び読み取り専用になります)
すべてが順調に進んだ場合は、PCではなくTV経由でのみオーディオを聞く必要があります。
それでも動作しない場合は、以下を試してください。
プロンプトで次のように入力します。
1 |
aplay -L |
LAKKAが認識したPC上のすべてのサウンドカード設定/デバイスのリストが表示されます。
PCの特定の設定を反映するために、次のエントリを変更する必要がある場合があります。
1 |
audio_device = “hdmi:CARD=HDMI,DEV=2” |
(この設定はお使いのPCでは機能しない可能性があります)
次のいずれかを試してください。
1 2 3 4 |
audio_device = “hdmi:CARD=HDMI,DEV=0” audio_device = “hdmi:CARD=HDMI,DEV=1” audio_device = “hdmi:CARD=HDMI,DEV=3” audio_device = “hdmi:CARD=HDMI,DEV=4” |
エントリのこの特定の部分『CARD=HDMI,DEV=2』は、PCで異なるように見える可能性があります:
たとえば、テレビ、PCモニター、またはサラウンドサウンドスピーカーを通してサウンドを再生したい場合がありますが、接続はディスプレイポートまたはDVI
異なる場合は、必要な設定に最も近いエントリを使用してください。
変更を行う前に、次の手順を再度実行してください。
LAKAプロンプトで次のように入力します。
1 |
systemctl stop retroarch |
(Retroarchサービスを停止)
1 |
mount -o remount, rw /flash |
1 |
nano /flash/config.txt |
変更を加えてからタイプ:
1 |
mount -o remount,ro /flash |
(ファイルを再び読み取り専用する)
再起動
PCエンジンのCDロムロムを起動したい
BIOSを用意した上で、
cue+binのcueファイルを指定で起動しました。
コアはCDRomでもSupergraphicsでもいけました。
cue+isoでは起動しませんでした。
Biosはsyscard3.pce
ff1a674273fe3540ccef576376407d1d
ゲーム中断しLakkaメニューを表示
・キーボードの『F1』でゲームを終了せずにメニュー表示。
・『Esc』を二回押すとゲーム終了
コントローラーで上の『F1』と同じ効果のキー設定が出来ます。
設定の『入力』→『入力のホットキーバインド』→『メニュー切り替えのコンボ入力』
私は『Hold Start (2 seconds)』にしてあります。
スタートボタンを二秒押さえるとメニューが表示されます。
FDSのB面をセットしたい
デフォルトではコントローラーの『R』ボタンのようです
Biosはdisksys.rom
ca30b50f880eb660a320674ed365ef7a
Lakkaの設定方法をもっと知りたい
画面が真っ黒でパソコンが立ち上がらなくなった
うちのパソコンではLinux入れてるとたまになります。
うちの場合は電源を抜き、バッテリー外すとなおります。
アップデート機能は使用しない方が良いかも
メニューから最新版のLakkaにアップデートできるようですが、
ハードディスクのパーティションなどを再構築する可能性があるので、
私のようにWindowsと同じドライブに入れてる人は、
オンラインアップデートやめておいたほうがいいかもしれません。
ヘタしたら他のパーティションが消えるかもしれないので。
設定ファイルやBIOS、セーブデータなどを保管した上で、
もう一度入れ直した方が良いと思います。
メニュー画面からカクつく
画面のサイズ設定が適切ではない可能性があります。
ビデオ→フルスクリーンモードまたはWindowモード→幅と高さ をモニターに合った数値で設定してください。
外部モニタ(VGA)に映す
ビデオ→Output→モニタの識別番号(左右で選択)
このように設定でもモニタ切り替えできますが、設定がそのまま保存されます。
起動時にも選択出来たほうが良いと思ったので、そういう設定もしておきます。
モニターについては公式サイトに書かれてます。
http://www.lakka.tv/doc/PC/
デフォルト設定では、『LVDS』が最も優先順位が高くなっています。
これはノートパソコンのモニターなどです。
なので、『VGA』モニターに映す場合は『LVDS』を無効にするパラメータをつけて起動します。
するとノートパソコンのモニターには映らずに、外部VGAモニターに映像が出力されるという訳です。
HDMIポートで外部モニターに接続している場合については当方ではわからないです。
接続されてるモニタ一覧を確認したい場合、SSHで以下のコマンドを入力して見てください。
1 |
for p in /sys/class/drm/*/status; do con=${p%/status}; echo -n "${con#*/card?-}: "; cat $p; done |
接続中のモニターが次のように表示されます。
1 2 |
LVDS-1: connected VGA-1: connected |
出力モニターを『syslinux.cfg』を編集して設定します。
Windowsのパーティション操作ツールでLakkaの先頭パーティション(FAT32)にドライブ文字を付与し、『syslinux.cfg』をテキストエディタで開きます。
syslinux.cfgファイルは2つありますが、Legacyブートの人は直下のものを、
EFIブートの人はたぶんEFIフォルダ内のものを編集すればいいと思います。
syslinux.cfgの『LABEL live、KERNEL、APPEND』の三行をそのすぐ下にコピペします。
1 2 3 4 5 6 7 |
LABEL live KERNEL /KERNEL APPEND ~略~ loglevel=2 ↑コピー ↓ペースト LABEL live KERNEL /KERNEL APPEND ~略~ loglevel=2 |
貼り付けた方の『LABEL live』を『LABEL lvds』等とし、
APPENDの最後尾に『 video=LVDS-1:d』を追記します。半角スペースも忘れずに。
1 2 3 4 5 6 7 |
LABEL live KERNEL /KERNEL APPEND ~略~ loglevel=2 LABEL lvds KERNEL /KERNEL APPEND ~略~ loglevel=2 video=LVDS-1:d |
これを選択して起動するとノートパソコンモニター『LVDS』が無効になった状態で起動し、VGAモニターに映像が出力されるわけです。
必要ならVGAを無効にする起動パラメータも同様に作ります。
1 2 3 |
LABEL vga KERNEL /KERNEL APPEND ~略~ loglevel=2 video=VGA-1:d |
LABELを忘れないようにsyslinux.cfgの上の方にも書いておきます。
1 2 3 |
for more options (installer) ↓ for more options (installer,lvds,vga) |
起動時『TAB』を押し、
Boot:のところに『lvds』と入力すれば、VGAモニタモードで立ち上がります。
lvdsを無効にしてvgaで起動するということです。
vgaと入力してvgaを起動したいという人は、ラベルの部分を逆に記述すればいいです。
つまりラベル部分のlvdsをvgaとし、vgaをlvdsとします。
最後にLakkaパーティションのドライブ文字を消してLakkaパーティションを見えなくしておきます。
時刻がおかしい
TimeZoneをAsia/Tokyoにしましょう。
モバイル機器でSSH接続し、
Mobile SSH などのコマンドを入力できるアプリで以下のコマンドをSendします。
1 |
echo "TIMEZONE=Asia/Tokyo" > /storage/.cache/timezone |
1 |
nano .config/autostart.sh |
1 2 |
#!/bin/sh export TZ="Asia/Tokyo" |
しかしWindowsを起動するとWidowsの時刻がずれますが、
これはLinuxとデュアルブートするとなる症状なので、
気になるようなら調べて対応してください。
わたしは『Tclock light』の「tcsntp.exe」をスタートアップで起動して時刻合わせしてます。
「/silent」というパラメータ付ければ水面下で時刻合わせしてくれます。管理者権限が必要です。
スタートアップの編集は『Startup Delayer』がおすすめです。
Wiiとかゲームキューブを動かしたい
うちのパソコンでは動きませんでした。
複数のパソコンで試してみましたがダメだったので、パソコン版ではダメなのかもしれませんが、公式に書いてあることを一応書いておきます。
Wiiとゲームキューブはともに Dolphin Core というコアを使うようですが、
そのコアの情報を見てみると以下のような注意書きがあります。
(1)You need to have Dolphin Sys folder in system/dolphin-emu/Sys.
(2)See:https://docs.libretro.com/library/dolphin/#setup
つまり
(1) system/dolphin-emu/Sys というフォルダを作る
(2) 詳細は:https://docs.libretro.com/library/dolphin/#setup
ここを見てみると
https://docs.libretro.com/library/dolphin/#setup
落ちてるようなのでWebArchiveのキャッシュを見てみます
https://web.archive.org/web/20190901124235/https://docs.libretro.com/library/dolphin/
このzipファイルの『Data/Sys』の中身を
https://github.com/libretro/dolphin/archive/master.zip
作成したこのフォルダに入れるようです。
system/dolphin-emu/Sys
なおSysフォルダはSSHでアクセスして作ることが出来ます。
さらにこのページによると
https://www.libretro.com/index.php/tag/wii/
Settings -> Core から
『Enable Shared Hardware Context』 を 『ON』 にするようです。