目次
ハードディスクにLAKKAを入れる
ハードディスクにLAKKAを入れる方法は2種類あります。
1,LAKKAのHDDインストーラーを使う
2,LiveUSBのパーティションをHDDにコピペする
1,はハードディスクの中身を全消去した上で、『Lakka』のみのハードディスクになります。
2,は『GParted』を使いLakkaLiveUSBのパーティションをHDDにコピペするんですが、
UEFIブート環境でこれをやったらWindowsが起動しなくなって、クリーンインストールするはめになりました。
LegacyBIOSでの場合は特に問題なく使えてます。
installerでLakka専用PC
Windowsとデュアルブートするつもりはなく、Lakka専用PCにしたいという方は、LakkaUSB起動時にTABキーを押し、『installer』と打ち込めばインストーラーが起動します。
これによってハードディスクにインストールできます。
~ 注意 ~
これは、ハードディスクの中身を全消去した上で、『Lakka』のみのハードディスクをつくるので、注意して下さい。
『Wipe』というのが『消去』のことです。
ドライブの中身全部消すよ?消すよ?と何度か確認されます。
キーボードの左右ボタンで[OK][NO]を選択してください。
インストールが終わったら、USBを取り外して再起動します。
ブートローダーも多分Grubかなんかで書き換えられると思うので、
電源入れればLakkaが起動します。
別の外付けドライブに入れらるかどうかは分かりません、
またその場合でもブートローダーが書き換えられたらWindowsの起動は出来なくなるので気をつけてください。
GPartedを使いパーティションをコピペ
上のはハードディスクを全消去してLAKKAを入れる方法でしたが、
ここのはWindowsを残したままLAKKAをハードディスクに入れる方法です。
パーティション操作ツール『GParted live』を使い、LAKKAが入ったUSBメモリの中の2つのパーティションを、お好みのハードディスクなどにコピーペーストします。
★やらない方がいい人★
・UEFIブートの人
・すでにパーティションが3つ以上ある人
Gparted準備
さて、LAKKA Live USB からハードディスクへのパーティションコピーは『Gparted live』を使います。
『gparted-live-i686.iso(32bit)』または『gparted-live-amd64.iso(64bit)』あたりで、
わからなかったら『gparted-live-i686.iso(32bit)』ならとりあえず動くと思われます。
これも『Image Writer』でUSBメモリにライティングし、USBブートで立ち上げます。
または、CDーRWなどに書き込み、CDブートで立ち上げることもできます。
『Gparted』は基本的にEnterキー数回押していけば使えるようになります。
途中、言語選択のとこだけJapaneseの『15』と入力する必要があります。
パーティションコピペ
さて、パーティションのコピペ作業ですが、
私はCドライブのWindows10の後ろにコピー&ペーストしました。
他のドライブへ入れた場合はやってないのでわかりません。
現在Cドライブにはブート領域とWindows10が入っています。
ですので、まずはWindowsのパーティションを縮小するのですが、
時間が数時間レベルでかかる場合があります。
その上失敗してHDDの中身が全部消えることがあります。
途中でキャンセルした場合おそらく全部消えます。
その時はWindowsインストールディスクかシステム回復ディスクを使い、
バックアップで復元してください。
このパーティションの縮小は他のパーティション操作ツールでもできると思います。
しかし、ここからの『LAKKA USB』のパーティションをコピペする作業は
Windows上で動作するパーティションツールではなぜか作業できませんでした。
Windows外で動作する『Gparted』でならできました。
しかし、LAKKAのパーティションサイズの変更は出来ないです。
で、パーティションのコピペですが、
空いてるところに『LAKKA USB』の二つのパーティションをコピペするだけです。
パーティションコピーのとき、ファイルシステム、パーティションラベルも同じにしておきます。
3つ以上のパーティションを作る
WindowsとLAKKAで4つのパーティションが必要なのですが、
MBRフォーマットではプライマリパーティションを作れるのは3つまでなので、
4つ目からは『拡張(extended)パーティション』を利用します。
通常は起動パーティションはプライマリパーティションにしないと起動しないので、
最初の『LAKKA』パーティションはPrimary(プライマリ)パーテションで、
後ろの『LAKKA_DISK』パーティションは、まず拡張パーティションをつくり、
その拡張パーティションの中に『論理(Logical)パーティション』としてコピペします。
完成図
普通はsdbのところはsdaかもしれませんが、こんな感じです。
sdb1 boot
sdb2 Windows10
sdb3 LAKKA boot
sdb4 拡張パーティション
(sdb5 LAKKA_DISK)
(sdb6 linux-swap)
adb5とsdb6はsdb4のextended(拡張パーティション)の中にあります。
ついでに、Lakkaも一応Linuxなので『Linux-Swap』も2GBほどつくっておきました。
Linux-Swapっていうのはlinuxがメモリ不足にならないようにするための領域らしいですが、
LAKKAがswap領域を使用するのかどうかは知りません。
パーティションをコピーし終えたらGPartedを終了し、
USBメモリを外して大丈夫です。
論理パーティションから起動する方法
拡張パーティションのなかの論理パーティションに起動パーティションを入れて起動する方法も無くはないようですが、上級者向けです。
【参考1】、【参考2】
EasyBCDでデュアルブート設定
次に『EasyBCD』でデュアルブート設定します。
[日本語化]
WindowsでNeoSmart Technologies『EasyBCD』を立ち上げ、まず、バックアップを保存し、作業に移ってください。
『Legacy BIOSモード』でのデュアルブート
『Legacy BIOSモード』というのは昔ながらのブート形式です。
最近のパソコンは『UEFI』という形式です。
『Legacy BIOSモード』の方がブート設定いじりやすいです。
で、その『Legacy BIOSモード』でLAKKA起動する設定ですが、
「BIOS Extender」による方法と、「SystemLinux」による方法があります。
「BIOS Extender」のほうが成功率が高いです。
BIOS Extender
「Add New Entry(新規に登録)」の下段にある
「Portable/ExternalMedia(ポータブル/外部メディア)」というところの
一番右の「BIOS Extender」の「Install PLoP(PLopインストール)」を押します。
「C:\NST」に「plop.iso」が作成され、ブートメニューに「EasyBCD BIOS Extender」が追加されます。
設定変更はEasyBCDの「Edit Boot Menu(メニューの編集)」で行います。
ちなみに「Use Metro bootloader(メトロブート画面を使用)」にチェックを入れてメトロブートローダー使ったほうがキレイです。
↑メトロにチェックあり
↑メトロにチェックなし
再起動したらブート画面にWindows10と並んで「EasyBCD BIOS Extender」があるので、
「EasyBCD BIOS Extender」を選択してみてください。
すると、現在パソコンに接続されてるストレージデバイス一覧が表示されるので、
Lakkaがあると思われるドライブのパーティションを選択します。
私の場合は『HDA PARTITION 3』です。
Lakkaが起動すればOKです。
起動しなかったら、Lakkaをインストールし直したり、パーテションコピーし直したりしてみてください。
なお、これはプライマリパーティションだけが表示されます。
拡張パーティションの論理パーティションに『LAKKA』があると表示されないです。
ちなみに『HDA PARTITION 1』を選択すればここからでもWindowsを起動させることができます。
余談ですが、
この「EasyBCD BIOS Extender」でUSBメモリを起動したら良いじゃん?と思うかもしれませんが、うちのPCではUSBを選択しても起動しませんでした。
Batoceraも起動しませんでしたが、Recalboxは「BIOS Extender」でUSB起動しました。
SystemLinux
上の「BIOS Extender」のほうが成功率が高いですが、
Lakkaは『SystemLinux』で起動しているので、EasyBCDのLinuxの項目にある『SystemLinux』で起動できる場合があります。
一度だけそのように起動できたことがありますが、今は同じことやってもなぜかできません。理由は不明です。
この『SystemLinux』がダメなら「BIOS Extender」で起動すればいいです。
Add New Entry(新規に登録)
↓
Operating Systems(オペレーティングシステムを登録)
↓
Linux/BSD
↓
Type(タイプ):SysLinux
Drive(ドライブ):不明
↓
薄緑の[+]ボタンを押す
『UEFI モード』でのデュアルブート
UEFIブート環境の人は上記のやり方ではデュアルブートできません。
パソコンによってはF12キーなどを連打してブートデバイスの選択ができると思います。
パソコンによるのでマニュアルを見てほしいところですが、
それでも一応多くのUEFIブート環境の人ができると思われるLAKKAブート方法を書きます。
まず、EasyBCDで適当な名前でエントリを作成します。
「Add New Entry(新規に登録)」
「Edit Boot Menu(メニューの編集)」
これをやらないとOS選択画面が表示されないので。
このようなことをしなくても起動時に何らかのキーを押せば出せるかもしれませんが。
で、再起動するとOS選択画面が表示されると思います。
なぜかマウスカーソルが表示されないですが。
表示されてるOSではなく、その下の
『既定の起動設定やその他のオプションの変更』を選択します。
↓
『その他のオプションの選択』
↓
『デバイスの使用』
↓
『USB Storage Device』
でUSBのままのLAKKAを起動できると思われます。
ハードディスクにコピーした場合
『UEFI:Hard Drive』で起動しましたが、そのあとWIndowsが起動しなくなりクリーンインストールするはめになったので、
UEFIブートの人はLiveUSBのまま使ったほうがいいです。
UEFIメニューをいじりたかったら『BOOTICE』が使いやすいと思います。
ヘタにいじると起動しなくなるので、これ見て使い方がピンとこない人はいじらないほうがいいです。